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建物を新築する前に必要な測量とは?|松本・長野で家を建てる前に知っておきたい準備

新しい家を建てるとき、土地の測量は欠かせない大切なステップです。
建築設計や確認申請の前に測量を行うことで、土地の形・面積・境界を正確に把握でき、
建物の配置や設計をスムーズに進めることができます。

松本市や長野市では、古い土地や複雑な地形が多く、測量を後回しにしてしまうと
「思っていたより敷地が狭かった」「建物が境界にかかってしまった」といった問題が起こることもあります。

この記事では、新築前に必要な測量の種類や流れ、設計事務所や工務店との連携の仕方をわかりやすく紹介します。

なぜ新築前に測量が必要なのか

建物を建てるときは、設計図や建築確認申請に「敷地の正確な情報」が欠かせません。
どこまでが自分の土地か、道路や隣地との距離はどれくらいあるのかを明確にしておく必要があります。

もしこの段階で土地の形や境界に誤差があると、次のようなトラブルが発生します。

・建物が隣の敷地に越境してしまう
・法令上の建築制限を満たさない配置になる
・セットバック(道路後退)が必要だと後でわかる
・登記簿上の面積と実測が違い、登記修正が必要になる

これらの問題は、すべて「測量を正確に行っていなかった」ことが原因です。
逆に言えば、測量さえきちんとしておけば、建築計画を安全かつ効率的に進めることができます。

建築前に行う主な測量の種類

家を建てる前に行う測量にはいくつかの種類があります。
それぞれの目的を理解しておくと、無駄のない準備ができます。

  1. 現況測量
    現在の土地の形や境界を正確に測定する基本の測量です。
    建物を建てる前に必ず行い、土地の高低差や塀、道路との関係を確認します。
  2. 境界確定測量
    隣地の所有者と立ち会いを行い、正式に境界線を確認・合意する測量です。
    境界杭がない、古い図面と実際の形が違うといった場合は、こちらが必要になります。
  3. 求積測量
    登記簿の面積と実際の面積を比較するための測量です。
    新築時に登記を行う際や、分筆・合筆をする際に使われます。
  4. 高低差測量(レベル測量)
    土地の高さや傾斜を測る測量で、造成工事や基礎工事の設計に役立ちます。

このように、建物を建てる前には目的に応じた複数の測量を組み合わせて行います。
土地家屋調査士が現場を確認し、最適な測量内容を提案してくれます。

測量の流れと工期の目安

測量の作業は次のような流れで進みます。

  1. ご相談・打ち合わせ
    土地の場所や建築の予定を確認し、目的に合った測量方法を決めます。
  2. 資料収集・現地確認
    登記簿や地積測量図などの資料を確認し、現地の状況を下見します。
  3. 測量作業
    専用の測量機器を使って土地の形や境界、道路との関係を測ります。
  4. 図面作成・データ整理
    測量結果をもとに現況測量図や境界確定図を作成します。
  5. 報告・説明
    測量結果をもとに、土地の状況や注意点を説明します。

作業期間は土地の広さや形状によって異なりますが、
一般的な住宅用地であればおおよそ1週間から2週間程度で完了します。
境界確定測量を行う場合は、隣地の立ち会い日程により多少前後します。

測量結果が建築計画に与える影響

測量によって土地の正確な形が分かると、建築設計の自由度が広がります。

・敷地に対して建物をどの位置に建てるかが明確になる
・隣地境界からの距離を守りつつ、法的に安全な設計ができる
・日当たりや風通しを考えた最適な配置が可能になる
・セットバックや造成工事の有無を事前に判断できる

特に、松本市や長野市のように高低差のある土地では、
測量データが設計の基礎となります。
家づくりをスムーズに進めるためには、早い段階で測量を済ませておくことが重要です。

設計事務所・工務店との連携が大切

測量結果は、設計士や工務店にとって非常に重要な資料になります。
正確な測量図があれば、建物の配置・高さ・基礎設計を安心して進めることができます。

土地家屋調査士は、設計事務所や工務店と連携しながら、
建築計画に必要なデータを共有し、最適な敷地利用を提案します。

たとえば、設計段階で「隣地との距離があと50センチ足りない」といった問題が見つかっても、
早い段階で測量していれば配置を修正して対応できます。
逆に、測量が遅れると建築確認申請が遅れ、工期全体に影響が出ることもあります。

測量をスムーズに進めるための準備ポイント

  1. 登記簿や古い図面を準備しておく
    過去の資料があると作業がスムーズです。地積測量図や建築確認書なども役立ちます。
  2. 隣地の所有者に事前に声をかけておく
    境界確定を行う場合、隣地の立ち会いが必要になるため、早めに連絡しておきましょう。
  3. 建築予定の図面や配置図を共有する
    建物の計画がある場合、測量士に見せておくと、必要な範囲を正確に測定してくれます。
  4. 地元に詳しい専門家に依頼する
    地形や道路状況、法規制を理解している地域の測量士なら、
    手続きや確認申請もスムーズに進みます。

松本市・長野で測量を依頼するなら地域密着の専門家へ

松本市や長野市では、土地の形状が複雑だったり、昔の図面と現地が一致しないこともあります。
こうした地域特有の事情を理解している土地家屋調査士に依頼することで、
トラブルを防ぎながら正確で信頼性の高い測量が可能になります。

松和土地調査株式会社では、
新築前の現況測量・境界確定測量・建物登記などを一貫してサポートしています。
地域に密着し、設計士や工務店との連携もスムーズに行えるため、
建築計画を安心して進めることができます。

測量に関する不安や疑問があれば、どんなことでもお気軽にご相談ください。
土地の状況に合わせて、最適な方法をご提案いたします。

新しい家を建てる前に測量を行うことは、
トラブルを防ぎ、設計や工事を安全に進めるための大切な準備です。

境界を明確にし、土地の形や高さを正確に把握することで、
理想の家づくりがスムーズに進みます。

松本市・長野市・安曇野市で新築を計画している方は、
経験豊富な土地家屋調査士が在籍する松和土地調査株式会社にぜひご相談ください。
地域に根ざした確かな測量で、安心の家づくりをお手伝いします。