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松本市や安曇野市で土地を相続したものの、何から手を付ければよいのか分からず、そのまま時間だけが過ぎてしまっているという方は少なくありません。相続というと、預貯金や保険の手続きに目が向きがちですが、土地を含む不動産の相続は、後回しにするほどリスクが大きくなる分野でもあります。

特に多いのが、土地の境界が分からない、登記簿に書いてある面積が正しいのか不安、相続人同士で話が進まないといった悩みです。これらはすべて、測量や不動産登記と深く関係しています。

松本・安曇野エリアは、古くから住宅地や農地として利用されてきた土地が多く、現在の登記制度が整う前に作られた登記情報が残っているケースも珍しくありません。そのため、相続をきっかけに初めて土地の問題が表に出てくることが多いのです。

土地相続で最初に意識すべきなのは、名義を変えることよりも、まずその土地がどこまでなのか、どのくらいの広さなのかを正確に把握することです。境界や面積が曖昧なままでは、相続登記も売却もスムーズには進みません。

登記簿の面積と実際の土地は一致しないことがある

多くの方が勘違いしやすい点として、登記簿に記載されている面積は正確なものだと思い込んでいるケースがあります。しかし実際には、登記簿の面積と現地で測った面積が違うことは決して珍しくありません。

松本市や安曇野市では、昭和以前に作成された登記がそのまま使われている土地も多く、当時の測量は現在ほど精度が高くありませんでした。目測や簡易的な測量で登録された面積が、そのまま現在まで引き継がれていることもあります。

このズレを放置したまま相続登記をしてしまうと、将来土地を売却する際や、分筆して相続人ごとに分ける際に問題が生じます。買主から正確な面積を求められたり、金融機関から担保評価のために測量を求められることもあります。

土地相続では、登記の前に測量を検討することで、後戻りのない手続きを進めることができます。

境界が分からない土地が相続で問題になる理由

土地の境界は、普段生活している中ではあまり意識することがありません。しかし相続が発生すると、その境界の曖昧さが一気に問題になります。

例えば、親の代から使ってきた土地であっても、隣地との境界について正式な確認をしたことがないというケースは多くあります。境界標が見当たらない、ブロック塀や畑の境目が本当に境界なのか分からないといった状態です。

このような土地を相続した場合、相続人が複数いると話し合いが進まなくなる原因になります。誰がどこまでの土地を取得するのか、そもそも分けられるのかといった点で意見が分かれるからです。

土地家屋調査士による境界確定測量を行うことで、隣地所有者と立ち会いのもと、法的に有効な境界を明らかにすることができます。境界が明確になることで、相続人同士の話し合いも現実的なものになります。

相続登記が義務化された今こそ放置は危険

近年、不動産登記法の改正により、相続登記は義務となりました。土地を相続したことを知った日から一定期間内に登記をしない場合、過料の対象になる可能性があります。

松本・安曇野エリアでも、親の名義のまま何十年も放置されている土地が少なくありません。しかし、相続登記をしないままにしておくと、相続人が増え続け、将来的に手続きが非常に複雑になります。

さらに、相続登記をする際に境界や面積の問題が発覚すると、登記をやり直す必要が出てくることもあります。測量を先に行い、必要に応じて地積更正登記や分筆登記を済ませておくことで、登記手続きを一度で終わらせることができます。

土地家屋調査士が相続で果たす役割

土地相続において、土地家屋調査士は非常に重要な役割を担っています。測量や境界確定、土地に関する登記は、土地家屋調査士だけが行える専門業務です。

相続でよくあるのが、司法書士に相続登記を依頼したものの、土地の境界や面積が不明確で登記が進まないというケースです。この場合、土地家屋調査士が測量を行い、登記の前提条件を整えることで、はじめて手続きが前に進みます。

松本市や安曇野市のように地域ごとの事情が強いエリアでは、役所や法務局とのやり取り、隣地所有者との調整も重要になります。地域に精通した土地家屋調査士であれば、これらの調整もスムーズに行うことができます。

相続した土地をどうするか決まっていなくても相談してよい

相続した土地について、売るか、貸すか、自分で使うか、まだ決まっていないという方も多いと思います。しかし、方針が決まっていなくても、測量や境界の相談をすることは無駄ではありません。

むしろ、早い段階で土地の正確な状況を把握しておくことで、将来の選択肢が広がります。売却を検討する場合でも、境界が確定している土地の方が話は早く進みますし、評価も安定します。

長野県外に住んでいて、松本や安曇野の土地を管理できないという方にとっても、専門家に任せることで精神的な負担を減らすことができます。

松本・安曇野で土地相続に悩んだら

松本市や安曇野市で土地を相続した方の多くが、境界や登記について同じような悩みを抱えています。自分だけが分からないわけではありません。

土地相続は、放置せず、早めに専門家へ相談することで、余計なトラブルや費用を防ぐことができます。測量、土地の境界、不動産登記は、それぞれが独立しているようで実は密接につながっています。

土地家屋調査士は、土地の状況を整理し、相続登記へとつなげるための土台をつくる存在です。相続した土地について少しでも不安がある場合は、早めに相談することが、将来の安心につながります。