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松本市や安曇野市に空き家や使っていない土地をお持ちの方から、ここ数年とても多く寄せられている相談があります。それは、固定資産税を払い続けているが使い道がなく、売却したいと思っているものの、境界や面積が分からず手を付けられないという悩みです。

特に多いのが、相続で取得した実家や農地をそのまま空き家として所有しているケースです。現在は県外に住んでいて、現地に頻繁に行けないため、何から始めれば良いのか分からないまま時間だけが過ぎてしまうという方も少なくありません。

空き家の売却が進まない本当の理由

空き家を売ろうと考えたとき、多くの方はまず不動産会社に相談します。しかし、その段階で境界が分からない、測量図がない、登記簿の面積が古いままといった問題が見つかることがあります。

不動産会社としては、境界や面積が不明確な土地は、買主とのトラブルリスクが高いため、慎重にならざるを得ません。結果として、売却の話が進まなかったり、価格を大きく下げる前提でしか話ができなかったりします。

松本や安曇野の空き家では、境界標が失われていたり、昔からの塀や畑の境目がそのまま使われていたりするケースも多く、書類上の境界と現況が一致していないことも珍しくありません。

県外に住んでいると感じる不安

県外に住んでいる方からよく聞くのが、現地に行けないため何を誰に頼めば良いのか分からないという声です。測量や境界確認と聞くと、隣地の方との立ち会いが必要で、トラブルにならないか不安になる方も多いです。

また、平日に役所や法務局に行くことができず、手続きが進まないのではないかと心配される方もいます。こうした不安が積み重なり、結果として空き家を放置してしまうケースも見られます。

土地家屋調査士に任せることでできること

土地家屋調査士は、土地の測量や境界確定、不動産登記に関する専門家です。松本市や安曇野市の土地事情に詳しい土地家屋調査士であれば、県外にお住まいの方に代わって、現地調査から境界確認、必要な手続きまでを一貫して進めることができます。

具体的には、まず法務局や役所で資料を収集し、登記簿や公図、過去の測量図などを確認します。その上で現地を測量し、境界標の有無や土地の形状を調査します。境界が不明確な場合には、隣地所有者へ連絡を取り、立ち会いの調整も行います。

こうしたやり取りを専門家が代行することで、所有者ご本人が現地に何度も足を運ぶ必要がなくなります。

空き家売却前に測量を行うメリット

空き家を売却する前に測量を行うことには、大きなメリットがあります。まず、土地の正確な面積と境界が明確になることで、不動産会社が安心して販売活動を行えるようになります。

買主にとっても、境界や面積がはっきりしている土地は安心材料となり、購入の判断がしやすくなります。その結果、売却までの期間が短くなり、価格交渉でも不利になりにくくなります。

また、測量によって登記簿の面積と実測が異なることが分かった場合には、地積更正登記を行うことで、登記情報を正しい内容に修正することができます。これは将来のトラブル防止にもつながります。

相続したまま放置するリスク

空き家や土地を相続したまま放置していると、固定資産税の負担だけが続いていきます。それだけでなく、建物の老朽化が進み、倒壊や近隣への迷惑といった問題が発生する可能性もあります。

さらに、相続人が増えてしまうと、将来売却や処分をしようとした際に、全員の同意を取ることが難しくなることもあります。松本や安曇野でも、相続が重なった結果、誰も手を付けられない土地になってしまった例は少なくありません。

早い段階で測量や境界整理を行い、売却や活用の道筋を付けておくことが、結果的に負担を減らすことにつながります。

空き家整理の進め方の一例

空き家を売却したいと考えた場合、最初に行うべきことは、土地と建物の状況を正確に把握することです。登記簿や固定資産税の資料を確認し、土地の範囲や面積を整理します。

次に、土地家屋調査士による現地調査と測量を行い、境界や面積を明確にします。必要に応じて境界確定測量や地積更正登記を行います。その後、不動産会社と連携して売却活動を進めることで、スムーズな取引が可能になります。

この一連の流れを専門家に任せることで、県外在住の方でも安心して空き家整理を進めることができます。

松本・安曇野で空き家をお持ちの方へ

松本市や安曇野市は自然環境が良く、移住や二拠点生活のニーズも高まっています。その一方で、境界が不明確な土地や測量がされていない土地は、こうした需要を取り込むことが難しくなってしまいます。

空き家や土地を少しでも有利な条件で手放したいと考えるのであれば、境界と測量を整えることが重要な第一歩です。

松本・安曇野に空き家や土地をお持ちで、県外に住んでいる方にとって、境界や測量の問題は大きなハードルに感じられるかもしれません。しかし、土地家屋調査士に相談することで、その多くは専門家が代行し、スムーズに解決することができます。

空き家を放置せず、将来の負担を減らすためにも、まずは土地の現状を知ることから始めてみてください。測量と境界整理は、空き家売却を前に進めるための確かな一歩になります。